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観光エリアで便利、フィレンツェの老舗ジェラート屋さん、ペルケノ Perché No

hiralingのフィレンツェジェラート食べ歩き。

インタビュー記事とは異なり
hiralingが食べたい時にふらりと立ち寄って
日本人的甘さ評価を含めた感想日記の
ようなものですが
こちらも参考になれば、と思い担当させて頂きます!

第一回目は
どこのガイドブックにも
ブログにも、必ず載っている
フィレンツェ老舗ジェラート屋さん、ペルケノです。

パラッツォベッキオや、ショッピングストリートに近く
観光エリアに位置しているものの
こだわり食材を使用し
日々いろいろな新しい味を試行錯誤している
職人気質なジェラテリアです。

以前お店で、常連さんと職人さんが
初めて作ったジンジャーどうかな?
うまいよ、いいね!
といった会話を繰り広げていたので
聞き耳を立てていたら(笑)
味見をさせてくれました!
ピリっとジンジャーが効いていて
香りがふわーっと口にひろがり美味しかったです。
(今はこちらのジンジャー
堂々と店頭に並んでいます!)

さておき、今回のジェラート食べ歩き、
ちょっとさっぱりしたかったので
ヨーグルトと、ホワイトミントにしました。


白い(笑)
しまった…。
もっとかわいい色の組み合わせに
すればよかった…。
写真栄えなど考えずに、本能のおもむくまま
オーダーしてしまった・・・
これも全て夏のせいと言う事にしておこう。

えー、
ヨーグルトは甘さ控えめでさっぱり!
安心の美味しさです。

ホワイトミントは、ナチュラルなミントを使用している、と書いてありました。



濃厚ミルクのジェラートに
さわやかミントフレーバー!
ミルクの甘さがミントの清涼感で
食べた後の口の中がスッキリ。


お値段は小さいカップで2.5ユーロでした。

甘過ぎず、素材の味がしっかりで美味しかったです。

いつもたくさんのフレーバーがあり
豆乳ベースのジェラートや
(チョコ、ヘーゼルナッツなど)
ブリオッシュでサンドにできたりと
国内外問わず人気の高いジェラテリアのようです。

観光エリア、ショッピングエリアにも近いので
糖分補給の一休みにはオススメですよー。

甘さ控えめ度 ★★★★☆
こだわり     ★★★★★
老舗度      ★★★★★
値段        ★★★☆☆
場所        ★★★★★

hiraling


Perché No 
Via dei Tavolini, 19R, 50122 Firenze

La Sorbettiera ラ ソルベッティエラ 地元に人気のジェラテリア。若きイケメンジェラート職人が作り出すチョコレート好きのためのジェラートが絶品。

イタリア・フィレンツェでNo1のレモン味ジェラートに選ばれた
フィレンツェ人にも人気のジェラテリア、ラ ソルベッティエラ。

若きイケメンジェラート職人が作り出す、こだわりのジェラートについて
インタビューしてきました!

アイスクリームレビューの掲載記事より抜粋しています。
(掲載文章とは一部異なります)

腕を組んでいるのがイケメンジェラート職人/オーナーのアントニオ
今日は、ルネッサンス時代の城壁のすぐそばのタッソ広場にある、
地元の人にも人気のジェラテリア
「ラ・ソルベッティエラLa Sorbettiera」を訪ねます。
ジェラート作りから販売までこなす、ジェラート職人アントニオさん33歳に
インタビューをさせて頂きます。

一押しのおすすめのフレーバーは何ですか?

そうですね、まずはお客さんの好みやその日の気分を聞いて
お勧めします。フルーツ系やナッツ、クリーム系など。
もしチョコレート好きなお客さんがいれば
すぐにおすすめしたいのがこちら、75%がチョコレートの
「カトラーメ」(アスファルトの意味)です。
一年中作っていますがいつも人気の商品です。
それに劣らずこちらも人気なのがレモンとセージ(西洋サルビア)のジェラート。
食べたことありますか?(味見させてもらう)

仕事なので遠慮はなしに、頂きます!
セージの香りがすごいですね!レモンの爽やかさが増して
夏にぴったりのジェラートですね!

ありがとうございます、こちらは先日フィレンツェの
新聞にも掲載されたんですよ。フィレンツェでNo1のレモン味の
ジェラートとして選ばれたんです。

それはすごい!フィレンツェNo1!確かに、レモンだけでも
十分爽やかで美味しいのですが、セージのすっきりとした香りが
またいいアクセントになっていてクセになりそうです。
でもセージの入ったジェラートなんて今まで聞いたことがないのですが
オリジナルのフレーバーですか?

はい、ぼくが考案したオリジナルフレーバーです。
他のお店にはないと思いますよ。

なるほど。では次の質問です。
一年中店頭にある基本のフレーバーは何ですか?

ピスタチオ、カトラーメ、ストラッチャテッラや
フィオーレディラテ、クレーマなど。
スペースの関係で16種類の味しか店頭には置けないのですが、
できるだけ交替させるようにしています。
毎日新鮮な新しい味を提供したいので、考え抜いた結果、
16種類のみ店頭に置けるように設計しました。

一日2回くらいはローテーションでフレーバーが変わります。
例えば今日の朝はアプリコットがありましたが、
売り切れたのでイチゴを作り、置き換えました。
毎日来店するお客さんもたくさんいるので、
やはり毎日違う味を味わってほしいと考えています。

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
Life is Sweet オリジナルのTシャツ!
では全部の味を味わうには一日二回来ないといけませんね。
がんばります!

お待ちしてます(笑)そうそう、このイチゴ、

いつもフルーツは旬・季節の果物を使って作っているので
今年これが最後のイチゴです。

最後のイチゴ、貴重な瞬間に来店できてよかったです。
ではこれから出てくる旬のフルーツは何ですか?

そうですね、桃、メロン、アプリコット、スイカ、ラズベリー。
全ての果物はキロメトロゼロ(0KM)産(フィレンツェから
1キロも離れていない所と言う意味。実際の距離は異なるが、
地産地消のような意味と考えられます)のフルーツを
使用しています。僕自身が直接見に行って選んだフルーツを
当日に送ってもらいます。

よく果物を購入しているのはソッフィアーノにある農家なのですが
実はそこは義理の兄が経営しているんですよ。

では材料作りの段階から家族で経営しているともいえますね(笑)

そうですね。味や品質も信用できるものですし、
なにしろ商品情報がすぐ届くのがいいですね(笑)
いいメロンができたよ、と連絡が来ればすぐに送ってもらって
メロンのジェラートを作ります。
そうそう、先ほどのセージも兄の畑から採れたものです。
自分で好きなのを切って持って帰るんですよ(笑)


実際にこちらのお店は家族で経営されていると伺いましたが・・・

はい、実は義理の姉(兄の嫁)の家族、ブルストロン家は昔から
ジェラート職人をしています。1934年、北イタリアの
ベッルーノという町で義姉の祖父がその地方の新鮮なミルク、
砂糖、卵などのシンプルな材料だけを使ってジェラートを作り始めました。

その後、家族はドイツへ移民してジェラート屋をオープンさせました。
僕の兄がドイツで今の義理の姉に出会って結婚。
僕は13歳くらいの頃から兄と共におじさんからジェラート作りを
学びました。2006年、ドイツにもそろそろ飽きた頃
イタリアに戻り、モンテスペルトリというトスカーナの村で
自分の店をオープンしました。そして2009年、
ここに工房と店を移転しました。全ての作業はこの28㎡の中で行っています。
他のジェラテリアやリストランテにも提供しています。

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
インタビューに答えるオーナーのアントニオ
お店は一人で切り盛りしているのですか?

そうですね、病気になっても仕事に来ます(笑)実は妻にも万が一のために
ジェラート作りは伝授してあるのですが、お客さんには
常に最高品質の品物を提供したいので
結局すべて自分で作業しています。特に果物のジェラートは
果物によって甘みや酸味が日によって違うので
調整が特に厳しいんです。でも秋や冬によく作るリコッタやペコリーノなど、
チーズ味のジェラートも調整が難しいんですよ。

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
日々作り出される絶品ジェラート
常に最高品質のものを提供する、職人の魂を感じますね!
お店のオリジナルで、他にまだ真似をされていない味は何ですか?

そうですね、まずレモンとセージ、それからペスカブリアーカ
(酔っ払った桃という意味)。

え、あのデザートの?

はい、トスカーナの伝統的デザート、桃とワイン(桃を赤ワインと
砂糖で軽く漬けたデザート)です。
トスカーナ人だったら食べたことはあるでしょう。
僕は赤ワインではなく、香りのよい白ワインに
アレンジしてジェラートを作りました。


美味しそうですね・・・次に作るのはいつですか???(笑)

季節的に桃が美味しいのでそろそろかな。
(写真撮影をされているのに気づき逃げる)
まさか今日こんなに写真を撮られるとは思いませんでした・・・。
去年だったら今より10キロ痩せていたのに・・・。もっと早く来てください。

僕の哲学は「ジェラートはお客さんだけのためではなく、
自分のために作るものだ」です。ほら、例えば今朝、
ぼくはふとココナッツを食べたいな、と思った。
そこに「ラズベリーが食べたーい」と妻が言いに来たので、
それじゃあ、とココナッツ、ラズベリーのジェラートを作ろう!と、
こんな感じで仕事をしています。
時々七ヶ月の娘のために作ったりもしますよ。
ちょうど昨日、洋梨ジェラートをはじめて食べさせてみました。
そう、そして僕は作ったジェラート全ての味を
毎日味見しチェックしなければならない。だから太るんですよ・・・

それは太りますね・・・。いや、ジェラート哲学のためなら
それも勲章ですよ!!(笑)
娘さんがいらっしゃるんですね、ま、まさか娘さんに酔っ払った桃も・・・!?

いやいや、それはまだ先の話です(笑)カトラーメも早く食べさせて、
美味しいね、って言ってほしいですね。

カトラーメは人気、かつイチオシのフレーバーとのことですが
詳しくこちらの説明もお伺いしていいですか?

ジェラートの75%がマダガスカル産のチョコレートでできています。
僕はミルクチョコレートはあまり好きではないので
このダークチョコレートのジェラートをこだわりぬいて
作り上げました。こちらは一年中提供しています。
うちの店のチョコレートはカトラーメのみです。ファンもたくさんいますよ。

材料にはどんなこだわりがありますか?

はい、ピスタチオはもちろんブロンテ産
(ピスタチオで有名な地名)、ヘーゼルナッツも
ピエモンテ州のランゲ地方から、
コーヒーは100%アラビカ産です。
そうそう、トロピカルセレクションもあるんです。
マンゴー、パッションフルーツ・・・

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
ピスタチオはブロンテ産の物を使用。
まさかそれもおじさんの畑からですか??

いやいや、まさか(笑)
フィレンツェの中央市場で買います。
ブラジル産のパッションフルーツも美味しいですよ。

他にも人気のフレーバーはありますか?

はい、蜂蜜とリコッタチーズ、それから意外に
驚くほど人気が出たフレーバーは
アッドルメンタソーチェレ(姑を寝かしつけるくらい
美味しい、という名前の伝統的なお菓子、
キャラメルをからめたピーナッツ)、
ピーナッツクリームのジェラートにそれをそのまま混ぜたもの。
それからクレマアンティーカ(昔ながらのクリーム)。
先ほど話した義姉の祖父のレシピを
そのまま再現した卵、砂糖、牛乳、生クリームという
シンプルなジェラートです。
少し似た味のブオンタレンティ(Buontalenti
フィレンツェの特別なクリーム)もフィレンツェでは
人気なので置いています。

クレマアンティーカは素朴で優しい甘みですね。
ブオンタレンティはやや濃厚で味が濃く、
僕は好きですが日本の人には甘さ控えめの
クレマアンティーカのほうがおススメかな。
比べて食べてみるのも楽しいですね!

(そこへお客さんがやってきて「マットネッラ」を注文する。)
マットネッラはもしかするとフィレンツェで提供しているのは
うちだけかも知れません・・・
マットネッラは時通はイタリアの伝統的な食べ方なんですよ。
ご存じないですか?
コーンが発明される前にこのような食べ方をしていたんです。
ワッフルの一枚のシートを半分に切って、
そこにジェラートを挟む。50、60年代まではとても流行っていました。

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
かつてのジェラートの食べ方、マットネッラ
聞いたことはあります、僕は今まで食べたことはないですが(味見をする)
さくさくとした薄いワッフルシートがとても美味しいですね!
la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
専用の型にお好みのジェラートを詰めて
la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
ワッフルで挟んで出来上がり

挟むといえば、温めたクロワッサンにジェラートを挟んだり、追加で生クリームを
のせることもできますよ。

ジェラートでおススメの組み合わせはありますか?

そうですね、人にもよると思いますが、
レモンとチョコレートのコントラストなんかは面白いと思います。

(そこへ友人であり同僚のアンドレア登場。笑い方が豪快。
仕事や掃除に関してやや潔癖症なのか
常に掃除をしたりキッチンを拭いたりしている。)

アンドレアはお客さんにとっても人気なんです。
いないとお客さんにがっかりされることもあります。
「今日アンドレアいないの?」って。(二人とも笑う)

アントニオさんはドイツでも働いていたとのことですが
ドイツのジェラート、イタリアのジェラート
クオリティーのレベルはやはり違いますか?

さぁ、そうですね・・・僕がドイツで働いていた
ジェラテリアの質は高く、まぁ僕のジェラートと同じですが(笑)。
他のドイツのジェラテリアの質は、
全体的に見ると残念ながらあまり高いとは
いえないのが正直なところです・・・
もちろん美味しいところもあるんですけどね。

ビールのジェラートを作ったら美味しいかもしれませんね(笑)

ジェラート屋さんをしていてやりがいを感じるとき、
また、よかったな、と思う瞬間はどんな時ですか?

アンドレア:そうですね、この仕事ではたくさんの人と
出会うことができます。違う性格、人種、文化など、
まったく異なる人々がうちのジェラートを食べに来て
喜んでもらえるのは最高です。

アントニオ:「働きながら楽しむ」、それが僕の、
いや、この店のモットーです。
毎朝工房に来て、自分の手で全ての材料を
ジェラートに変えていく。そして自分の思い描いたとおりの
ジェラートを作り上げ、完成させた瞬間が
一番やりがいを感じます。
僕はジェラート屋でよかったな、と思っています。



アントニオさん、さすがイケメン。
いいジェラートだけでなく、いいセリフも出せるなんて・・・!
きっと日本のお客さんにも人気が出ること間違いなしですね!
今日はありがとうございました!

la sorbettiera gelato firenze italia ジェラート フィレンツェ イタリア ラ ソルベッティエラ カトラーメ
ラ ソルベッティエラ

La Sorbettiera
Piazza Torquato Tasso, 11/R. 50123 Firenze
Tel  0555120336
http://www.lasorbettiera.com/



Vestri カカオの豆の栽培から、完成された魅惑のチョコレート、そしてジェラート作りまで手がける人気のチョコレートショップ、ヴェストリ。

アイスクリームレビューの掲載記事より抜粋しています。


どのジェラテリアでも置かなければならない味といえば、
皆さんおわかりですね。そう、老若男女から常に支持を
集めているチョコレート!

 
フィレンツェにはチョコレートには熱い情熱を注ぐ
チョコレート専門店がいくつかあるが、
今回紹介するのは、
他社から仕入れすることに満足することができず、
チョコレートの原料となるカカオの豆の栽培から
完成された魅惑の黒い塊になるまで、
整備貫徹された生産課程を絶え間なく監視する
チョコレート屋さん、ヴェストリである。
ヴェストリ フィレンツェ チョコレートショップ ジェラート vestri firenze gelato chocolate おすすめ おいしい
フィレンツェ人気のチョコレートショップヴェストリの外観
日本でも人気を博したロベルト・ベニーニの名画
『ライフ・イズ・ビューティフル』の舞台となった
トスカーナの南部にあるアレッツォという街で、
30年以上前にDaniele Vestri(ダニエロ・ヴェストリ)さんが、
奥さんと一緒にチョコレート工房を創立した。
間もなく工房は名高いチョコレート屋さんとして
イタリア全国で評判が高まった。

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店頭に並ぶカラフルなパッケージのチョコレート
そのうち、娘のベネデッタと
息子のレオナルドも経営、製造に参加。
普通のチョコレートを卓越する製品の生産に家族で努めて来た。
いかにもイタリアらしい小規模会社の物語である。
そして2005年、自分の味をさらに洗練させるため、
ついにドミニカ共和国で自社のカカオ農園を購入。
定期的にダニエロさんは大西洋を渡り
栽培プロセスを監視できるようになった。

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店内はたくさんのチョコレートが。

ここまでは高級チョコレート店のサクセスストーリーだが、
ここからがお待ちかねのジェラートストーリーだ。
2002年、ヴェストリはチョコレートだけに飽き足らず、
自分たちのチョコレートを使ったジェラート販売に
挑んだのである。アレッツォ本店に続き、
トスカーナ州の首都フィレンツェに新しい店をオープンした際に
店長を担当することになったダニエロの息子レオナルドは
「ただヴェストリのチョコレートを売るだけではつまらない、
俺はジェラートを作りたい!」と、店の裏にある工房で
「俺のジェラート」を一人で作り、販売を始めたのだ。

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店長のレオナルド君

お父さんがサントドミンゴで愛を込めて育てている宝物を
使って作られたチョコレート、それを贅沢に使用した
チョコレートのジェラートはたちまち人気になり、
現在もチョコレート販売をしながら、
こだわりのジェラートを販売している。
 

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ピスタチオ、ヨーグルト、チョコレートを味見させてもらった。
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外気に触れないようしっかり管理されている。
ヴェストリ フィレンツェ チョコレートショップ ジェラート vestri firenze gelato chocolate おすすめ おいしい
オリーブオイルをたっぷりジェラートにかける。
取材に伺った時はジェラートシーズンが始まっていないと
いうこともあって、置かれているフレーバーは8種類のみであったが、
4月には16種まで増やすという。そのなかの人気のフレーバーは
もちろん、チョコレートベースのバリエーション。
シチリア産オレンジフレーバーのチョコ、
ミントフレーバーのチョコやジンジャーフレーバーのチョコ、
またはラムの入ったチョコなど、チョコマニアにはたまらない。
またチョコレートだけではなく、野いちごとホワイトチョコレートの
ミックスクリームなど、フルーツやヨーグルトなどの
フレーバーも工夫してアレンジされている。
「添加物を一切使っていないから、他の店のジェラートよりは
ちょっと冷たいけれど、食べた後は口がさっぱりしていて美味しいんだ」
と、レオナルド君が自慢する。グルテンアレルギーの人も

安心して食べられるそうだ。
ヘルシーで伝統的な作り方をどこで学んだのかと
レオナルド君に訪ねてみると、
これまた不思議な物語を教えてくれた。
「ある日店の前に変な酔っぱらいのおっさんがいて、
なんとなく話しかけたら俺と同じアレッツォ出身だった。
そしてびっくりしたのは、そのおっさんはフリッリFrilliという
フィレンツェで最古のジェラテリアで働いていた人だったんだ。
フリッリはもうとっくにつぶれたけど、そのおっさんは
そこで学んだジェラートのレシピを受け継いでいたんだ。
そして、ちょっとずつ仲良くなった俺に、なんの下心もなく、
タダでレシピを教えてくれた。当時のジェラートはミルク、
砂糖、卵しか使わなかった。最高においしいけれど、
やっぱり保存性や衛生面で考えると今日はなかなか店で
出せないものだったんだ。でも俺はその伝統的な味と
最新技術を融合しユニークなバランスを出そうとしている。
ほら、おいしいだろ?」レオナルド君から差し出された
ジェラートカップには、オレンジフレーバーの
ダークチョコにピスタチオ、ヘーゼルナッツとクリーム、
といったコッテリ濃厚なイメージの味ばかりだったのに、
食べてみるとなるほど、後味が驚くほどさっぱりしている。
「しばらくしたら、現れた時と同様、そのおっさんは

どこかに消えてしまったんだよ。」とレオナルド君が笑った。
僕がその物語のキャラクターを想像していると、
若いカップルが店に入ってきた。彼は
北イタリアっぽいなまりで変わった注文する。
「昨日、テイスト(フィレンツェで行われるフードフェア)
で食べたオリーブオイルのやつ、また食べたいんですけど…」
「あー、ありますよ」と、レオナルド君が答えながら
オリーブオイルの瓶を取り出した。オリーブオイル?
とびっくりする僕の前で、カップに入れたヨーグルト味の

ジェラートの上に、たっぷりとオリーブオイルをかけたのだ。
カップを受け取った若者がジェラートを口にして、
彼女に嬉しそうに言った。「これは最高だぜ、
ほんと!わざわざフェアで店の住所聞いてここにたどり着いたよ!」
まさか、アイスにオリーブオイル!

イタリア人は何にでもオリーブオイルをかけるんでしょ

と日本人の友達から冗談交じりに言われたことがあったけど、
これを見たらさすがの僕もびっくりだ。
オリーブオイルをジェラートにかけるなんて斬新すぎる!
味見をさせてもらった。…まさか…旨い。
「これは去年のテイスト・フェアで知り合った
オリーブオイル会社の社長のアイディアだったんだ。
いろんなジェラートと合わせてみたけど、
やっぱりヨーグルトが一番オリーブの味とバランスが
とれて共鳴するね」

そのまま食べても美味しいオリーブオイル

残念ながらこのメニューは限られた
時期にしか出さないそうだが、もし、立ち寄ってみた際には
「ジェラート・コン・オリオ・デ・オリーバ」
と注文してみよう。ラッキーだったら出てくるかもしれない。

レオナルド君、日本人のお客さんにだいぶ
慣れているようなのでご安心を。


グルメ大国日本には、ヴェストリが大事な目を置いている。


他の国では支社を開いていないが、日本では最近
Vestri Japanができて、今年のバレンタインで
バカ売れしたらしい。

ヴェストリ フィレンツェ チョコレートショップ ジェラート vestri firenze gelato chocolate おすすめ おいしい
可愛らしい容器も日本人には人気
「父は日本が気に入ってるみたいなんだ。
でも、ヴェストリのジェラートは今の所ここ、
フィレンツェの店舗でしか食べられない。
いつか俺のジェラートも日本に出してみたいなぁ」


そうそう、ここヴェストリでは春となると、
グラニータ(かき氷)、他にもラムやジャンドゥヤの
アフォガート、冬にはホットチョコレートも提供している。

ピスタチオのジェラートにホットチョコレートのアッフォガート!

ヴェストリ フィレンツェ チョコレートショップ ジェラート vestri firenze gelato chocolate おすすめ おいしい
ほおづきをチョコレートでコーティング。驚きの美味しさ。
もちろん、ヴェストリ本店はチョコレートのほかに
レオナルドのオリジナルチョコレート、例えば、

トロピカルフルーツのほうずきが入っているプラリネもおすすめだ。

確かに、店から出てボルゴ・アルビツィという道を歩くと、
次々とジェラート屋さんが並んでいる。フィレンツェの
ドゥオーモに近い旧市街のメインストリートにしては
観光客の割合が少なく、どちらかというとフィレンツェ人が
フラッと遊びにくるエリアだ。小洒落たオーガニックレストラン、
香水やキャンドルなどを売っている工房、
かわいい雑貨屋さんなどなど、
ドゥオーモやヴェッキオ橋周辺にあるザ・観光地の店とは
一線異なる。ただ、歴史マニアである僕には、店の商品よりも
この店々を収納している建物や、その道の名前の由来などに
興味を引かれる。


少しマニアックな話にお付き合い頂きたい。

例えばこのボルゴ・アルビツィという道。
イタリア語では通りとは普段ヴィア(via)、
もしくはストラーダ(strada)と呼ぶ。まず、
通りをボルゴと呼ぶことはおかしいのだ。
ボルゴ(borgo)とは「村」か「街」、という意味である。
(ドイツのハンブルグの「ブルグ」も同じ語源から来る)
なぜこのような名前をつけたのか。実はこの道は昔、
フィレンツェの街の部分ではなく、町の最古の城壁の
すぐ外にあったのだ。盛えたフィレンツェに外から
引っ越してきた人々は、城壁の中で住む場所が
なかなか見つからず、街の城壁の外に自分の家を建てた。
そしてそれは、ちょうど村のように城壁内の
フィレンツェから隔てられていたことから、
ボルゴと呼ばれるようになった。

後に、新しい城壁の輪がだんだん追加され、
この「村」も新しい城壁に囲まれ、
フィレンツェの町の中に吸い込まれた。
かつて昔は上野や渋谷は江戸の一部ではなかったのに、
今日は胸を張って「東京!」と言えるようになった、
と考えてもらえればわかりやすい…かも。

そしてもう一つ、ボルゴ・アルビツィの「アルビツィ」は、
この道に数多く建物を持っていたアルビツィ家という
貴族から名前を取ったそうだ。アルビツィ家の
最後の末裔は19世紀まで生きていたそうだが、
家族の歴史はなんと、13世紀まで遡る。
そしてここには僕も結構びっくりした発見があるんだ。
アルビツィ家の始祖は12世紀末にドイツからイタリアに
来たらしいのだけど、彼が最初に住み込んだ町は
フィレンツェではなく…アレッツォだった!
そう、そのヴェストリのレオナルド君と同じだ。
確かに、トスカーナの地図をみると、まずフィレンツェの
最古の旧市街から東に行くとボルゴ・アルビツィに出るが、
そのまままっすぐ1キロぐらい続くと、アレティーナ通り
(アレッツォに辿る道という意味)になる。
そしてそれはもちろん、アレッツォまで続く。

大昔、アルビツィさん達はアレッツォから
フィレンツェに移り住んだ時、まず住みだした場所は
東側の門の辺り、地元のアレッツォへ続く道沿いだった。
そして、800年後、またアレッツォからやってきた
ヴェストリは、この道に店を開き、この道で
アレッツォ人の酔っ払いと出会い、ジェラートの技を学んだ。

あまりの偶然に感動しませんか?

アルビツィ家の歴史は、メディチ家などの
他のフィレンツェの貴族との激しい争いに左右されたが、
フィレンツェに移り住むまで日本人を見たことも
なかったレオナルド君もフィレンツェという
ジェラートの戦場にやってきて、
他のジェラート屋さんと戦ってゆく。

今も昔も、アレッツォ人にとってフィレンツェは辛い戦場なんだ。

今回はちょっと叙事詩的にジェラートレビューの幕を閉じよう。



アリベデルチ!


ヴェストリ フィレンツェ チョコレートショップ ジェラート vestri firenze gelato chocolate おすすめ おいしい
ジンジャーのダークチョコ
Vestri ヴェストリ

Borgo degli Albizi, 11, Firenze

電話 055 234 0374

Gelateria de' Medici  ジェラートレビュー記念すべき第1回目はカテリーナメディチにちなんで名づけられたジェラテリア ディ メディチ

家族で経営をしているジェラテリア ディ メディチ
おいしい おすすめ フィレンツェ ジェラート イタリア
家族で経営しているジェラテリアディメディチ。3人がジェラート職人だ。

3人のジェラート職人が作り出す44種類のジェラートは
全て余計な物、例えば香料なども使わず、
こだわり抜いた素材を使用し、手間暇かけて作られている。
優しい甘みでさっぱりとしているのに味わい深く
果物や素材本来の香りが表現されており,あとを引く美味しさ。
一度に全ては販売されないものの80種類ほどのフレーバーが
あるらしい。


オーナーの方からお店についてだけでなく
たくさんのジェラートに関する話も伺った。


観光エリアから離れているので訪れにくいかもしれないが
時間がある人は是非立ち寄ってみてほしいおススメの一軒。



以下
ジェラートレビューより一部記事抜粋
(少し文章は変えています)



——お店の名前の由来は何ですか?

店名の由来はジェラートの起源とも関わりがあり
フィレンツェの歴史を語る上では欠かせない
「メディチ家」から名付けました。

16世紀のフィレンツェで事実上、僭主であった
メディチ家の娘であるカテリーナ・デ・メディチ。
彼女がフランス王に嫁いだ際に、イタリアからフランスに
イタリア料理の伝統と技術、フォークやジェラートなど
イタリア文化がもたらされ、フランス料理の発展の礎となった
エピソードは有名ですが、実は、彼女はアラブなどの中東から
ソルベットの技術をイタリアにもたらしたとも言われているんです。

おすすめ おいしい ジェラート フィレンツェ イタリア
オーナーのモーニカさん
当時、フィレンツェの郊外にはメディチ家がたくさんの
オレンジやレモンの畑を持っており、それらのソルベットを
作り始めたそうです。


--店頭には沢山のジェラートが並んでいますが、
何種類くらいのフレーバーがあるのでしょうか。

44種類です。常時12種類のソルベットと
32種類のジェラートを用意しています。
日替わりのフレーバーもあります。

おすすめ 美味しい ジェラート フィレンツェ イタリア
店頭には44種類のジェラートが並ぶ

私たちのソルベットは基本的には果物と水、
そしてほんの少しのお砂糖だけで作ります。
できる限り、水と砂糖を少なめに配合し、
成熟されたフルーツ本来の味を表現するよう心がけています。
例えばバナナのソルベット。通常バナナを使う時は
固まりやすいように牛乳を使うことが多いようですが
私たちはバナナ、水、少しのお砂糖のみで作り上げています。



——こちらのお店の一番のオススメは何ですか?

そうですね、どれもオススメなんですが、
一番の人気は 「クレマ・デ・メディチ」です。
卵で作ったクリームに、メレンゲ、ストラッチャテッラ
(チョコチップ)チョコレートビスケット、チョコレートが
入っています。小さなお子様からお年を召した方まで
幅広い年齢層のファンがたくさんいます。

また「モロ」というチョコレートのソルベットもおススメです。
クオリティの高いチョコレートと水、ほんの少しの砂糖。
他には一切入っていません。
それから「チョコラート・アル・ジェルソミーノ(ジャスミンのジェラート)」
これは別名「コジモ三世のチョコレート」とも呼んでいます。
かつて、コジモ三世の時代に、フランチェスコ・レーディと
いうお医者さんがメディチ家に仕えていました。
彼がチョコレートには薬の効果が、
またジェルソミーノにも薬の効果があると言っており、
当時はホットドリンクとして飲まれていたようですが
私たちはそのレシピからヒントを得て、
このジェラートを作り出しました。

インタビューに答えるモーニカさん
シチリアにある会社にお願いして、花のエッセンス
を特別に抽出してもらい、それをチョコレートと
マンテカーレ(凍らせながら空気を吸い込ませ
液体を固体にかえるプロセス)して
絶妙なバランスに仕上げています。

チョコレートの中に、花の香りがふんわりと香り、
美味しさだけでなくフィレンツェの歴史も楽しめる一品です。
 
モーニカさんのご主人アレッサンドロさんもジェラート職人
—— ジェラート職人をしていて
どんな瞬間にやりがいを感じますか? 

そうですね。ジェラテリアはただジェラートを
売るだけの場所ではありません。交流、
信頼、友情までもが生まれます。
これは私たちのメソッドであり、文化であり、
生き様でもあると言えますね。


—— たくさんのフレーバーがありますが、
新しいフレーバーはどのように生み出されるのでしょうか。
やはりスタートは様々なインスピレーション、
見ること、聞くこと、いろいろです。
たまに失敗や意外な発見から新しいフレーバーを
作り出すこともありますよ。また、
お客様からオーダーを受けて作ることも
あるのですが、そこからヒントを得ることもあります。

お父さん似の息子マッテオさんもジェラート職人。
——今までで一番大変な、あるいは変わった注文は何でしたか?
 

以前、シェフをされている方が結婚式の為にと
キノコクリーム(ポルチーニ)味をオーダーされた
ことがありました。ポルチーニとミルク、
なかなか固まらないなど、配合にも苦労しました。

—— ポルチーニのジェラート…すごいですね。
注文があれば何でも作れるのですか?

もちろん。ゴルゴンゾーラのジェラートや
赤タマネギのソルベットも作りましたよ。


—— 本当に何でも作れるんですね!
ゴルゴンゾーラは蜂蜜との組み合わせで
何となくイメージはつきますが、
タマネギはどうなんでしょうか……?


シェフとのコラボで、フルコース、
全ての皿一つ一つにジェラートをつけて
提供したことがあります。

シェフの作った「パパ・アル・ポモドーロ
(トスカーナ州のパンとトマトを煮込んだスープ)
のラビオリ」にあわせるために、バジル味の
ソルベットを作りました。他にもオリーブオイル、
トリュフクリーム、グラッパ味のジェラートなども作りました。
食べられる物なら何でもできます。

おいしいかまずいかは別ですけれどね(笑)。


—— 最後に、日本の方に何かメッセージなどはありますか?

そうですね。私たちは、職人はもちろん
スタッフ全員が全ての商品について、
味、レシピ、などジェラートの知識を全て熟知しています。
質問があれば何でも聞いてください。
また味見もできますので、お声をかけて下さい。

一同、ご来店をお持ちしております。


他にも「リコッタ・エ・ペーレ」。リコッタチーズに
キャラメリゼした洋梨が入ったものや
ジンジャーヨーグルトなどもとても美味しかった。

また、ピスタチオも絶品だ。ピスタチオは美味しさを最大限に
引き出す為に、ローストや粉砕する作業から
ジェラート製造に至るまで、すべての行程を
彼らが手がけている。
ピスタチオ好きにはたまらないオススメの一品だ。


おススメは絶品のピスタチオのジェラート
少し中心からは離れているが、
時間がある方はぜひ足を伸ばしてみてはいかがだろうか。

 
Gelateria de Medici ジェラテリア・デ・メディチ
http://www.gelateriademedici.com

Via dello Statuto 3/5 r. Firenze
(+39) 055 475156 - info@gelateriademedici.com



 

About hiraling 写真担当のhiraling(ひらりん)について


フィレンツェは「ジェラート発祥の地」と言われています。

いやいや、起源はシチリアのグラニータだ、
いやそのシチリアにもたらされたアラブ文化のシャーベットが・・・
などなど、諸説あるようなのですが
とりあえずフィレンツェでは

「ジェラート」が
現在の形になり、一般に普及し始めたのはフィレンツェ。


ゆえにジェラート発祥の地はフィレンツェ。

がメジャーな形となっております。


真相はさておき、確かにフィレンツェにはたくさんの
美味しいジェラート屋さんが街中至る所にあり、
ジェラートを食べている人と道をすれ違わない日はありません。


現在幸運にもフィレンツェのジェラテリアを取材する機会を頂き
様々なジェラートの話を伺ったりまた味見させてもらううちに
フィレンツェのジェラートをもっと知りたいと思うようになりました。
残念なことに、フィレンツェは観光地。
いまひとつなジェラートを物凄い値段で販売しているお店もあるようです。

しかしフィレンツェの厳選された素材を使った
ジェラートの本当の美味しさ、また
フィレンツェのジェラート職人たちのこだわりや想いを
フィレンツェを訪れる日本の人にも伝えたい、と考え
ジェラートハンターEDOの書いた記事をベースに
フィレンツェのジェラートブログをスタート致しました。

「アイスクリームレビュー記事」はオーナーや職人に取材をし
すべてEDOによって書かれたものです。

日々のフィレンツェジェラート食べ歩きは
よくジェラートを食べているhiralingが
(日々のつぶやき+携帯の写真程度ですが)担当する予定です。

このブログが皆様のフィレンツェジェラート食べ歩きに
少しでもお役に立てれば幸いです。

ミケランジェロの丘よりフィレンツェ hasselblad
hiralingプロフィール


世界文化フォト(現アマナ)勤務、 カナダ留学、
児童英語教師、 バリスタ業を経て現在フィレンツェにて
バリスタ、フリーランスフォトグラファー、 イラストレーター。
パティスリーの商品撮影やアイスクリームレビュー
web用 写真撮影などを携わる。

傍らフィルムを 使った写真の撮影も行う。
フィルムによるポートフォーリオはこちら
http://www.hiraling.portfoliobox.me/